これに受かれば、子役としての仕事がもらえるオーディション。
「子どもより親が緊張する」という声も聞かれますが、
普段と違う環境にあって子どもも、少なからず緊張しているはずです。

この緊張をどのように感じているかは、
子どもの年齢や個々によって差があるようですが、
成長とともに大人が緊張した時と同じような様子が見えてきます。

緊張は、芸能界でやっていくにあたり、
切っても切り離せない関係にあります。
この緊張にどう対応していくかは、
子役としての力量にかかわります。

稽古の段階で素晴らしい演技を見せていても、
本番でかたくなり演技に影響してはよろしくありません。
緊張でかたくなって体が動かない、セリフも出てこないでは仕事に差し支えます。
ただ、緊張が仕事に災いしてしまうような子は、
大概の場合、オーディションを通過するのも難しいはずです。

では、強い緊張を感じてしまう子は、
子役になれないのでしょうか?

活躍中の子役をすべて検証したわけではないのですが、
どの子も少なからず緊張を感じているように思います。
超売れっ子の子役も、あるインタビューに「緊張します」と答えていました。
だから、緊張する子も大丈夫です。

売れっ子になればなるほど緊張への対応がうまいように見えます。
例えばドラマの演技では、
画面から視聴者に緊張が伝わってはいけませんので、
活躍中の子役からは緊張が伝わってきませんね。

さて、オーディションでガチガチに緊張してしまう子は、
どうしたらよいのでしょうか。

緊張の感じ方、緊張に対する体の反応は個々によって違いますが、
一つの乗り切り方に「慣れる」があります。
数々の緊張を体験することで、
緊張してもその場に対応できるという自信をつけることができます。
学校や習い事での発表会や試合は、緊張に慣れる良い機会です。
審査員を意識して、目上の大人と積極的に話をしてみるのもよいかもしれません。

また、緊張に負けないようレッスンを積むのもよいでしょう。
演技や歌、ダンスなどどんなに緊張していても、
体が勝手に動くくらい練習を積めば、
オーディションでもそれを活かせるはずです。

これらに加えて、自分なりのリラックス法をゲットできれば、
なお安心です。
よくアスリートは試合前にお気に入りの曲を聴くといいます。
音楽を聴くような、周りの迷惑にならないような緊張対策は、
現場に出てからも活躍することでしょう。

最後に、緊張を嫌わないことです。
子役というお仕事上、緊張は欠かせません。
「緊張したくない」と思ってしまうと、緊張はストレスになってしまいます。
子役としての仕事を考えると、
むしろ緊張を楽しむくらいの頼もしさをもちたいところです。

これで合否が決まるというプレッシャーのかかる場で、
緊張するのは致し方がありません。
その緊張を楽しみ、味方につけて力を発揮できれば、
オーディションの合格もぐっと近くなることでしょう。