いわゆる子役人気の時代に、子供を劇団東俳のオーディションに受けさせたことがあります。子役オーディション受けてみようか?と息子に聞いてみたら、だいぶ乗り気だったので、そのままの勢いで受けることになったのです。

劇団東俳を選んだのは家から近いことや、井上真央さん出身の場所ということで信頼できたからです。ホームページなどを見てもしっかりしていそうだったので、劇団東俳に決めました。

家でお遊び程度に演技の練習のようなことをしてはいたのですが、それほどしっかりと対策をしていったわけではありません。事前に、あいさつはちゃんとしなきゃダメだよ、と注意だけはしていましたが、ほとんどぶっつけ本番に近い感じでオーディションを受けました。

内容は、カメラテスト、軽いダンス、演技、面接というような内容です。カメラテストはカメラマンの人から指示がありますので、その指示通りに表情を作らなければなりません。ダンスは本当に軽い感じのダンスです。リズム感を見るためだけのものだと思います。演技もそれほど難しいものではなく、セリフの書かれた台本を見ながら、何行分かセリフを言うだけです。誰でもできるような内容だと思います。

このような実技テストは、正直人によって差などはありませんでした。みんなたどたどしいですし、戸惑っていない子供のほうが少なかったです。

その後には面接が行われたのですが、この面接はどちらかといえば親に対する質問のほうが多いです。ちゃんと子供の送り迎えなどができるか、ということなどを細かく確認されました。また、レッスン料の話もされました。けっこう高いです。

実は、オーディションを終えてから、仲良くなった別の人と少し話をしたのですが、その人から、オーディションさえ受ければ、誰でも受かるという話を聞きました。レッスン料をもらって稼ぎを出すために、あまり見込みがなくても、ほとんどの子供を採用するようなのです。

実際に一週間後、私の元には合格の通知が届きました。さらに、一緒に受けた人で仲良くなった人は、全員が受かっていました。そのような噂の成否はわかりませんが、あながち嘘ではないのかもしれないです。

その後はレッスンを受ける毎日でした。お仕事もエキストラのような仕事ですが、何本かもらうことができましたし、少ないですがギャラもちゃんともらうことができました。しかし、やはりレッスン料のほうが高かったです。

結局、二年ほど続けてから劇団東俳は辞めることにしました。息子もやる気がなくなってきたようでしたし、レッスン料ももったいないと感じたからです。

とはいえ、劇団東俳からスターが出ているのも事実です。夢を見たい人は受けてみるのも良いのではないでしょうか。