テレビで子役を見かけることが増えたと思いませんか?実際、かつてより増えたかどうかは分かりませんが、従来の大人の引き立て役としての子役から、番組の主役級としての子役に時代が変わってきたように見えます。そんな子役の存在感が増しているのを反映してか、子役の養成所やオーディションは大盛況のようです。

子役ブームの再来とも騒がれている昨今を踏まえ、往年の子役たちのその後からタレントの旬を考えてみたいと思います。

7歳120cmの検証

「7歳120cm」子役に関心がある方ならすぐ気づく数値です。ちまたでは、ちょうど7歳の子、身長120cmの子が子役としての需要のピークといわれています。

・「7歳」

今、最前線で活躍している子役の代表格といえるのが芦田愛菜と鈴木福。二人がテレビドラマでコンビとして活躍したのもちょうど7歳の時でした。その他、本田望結が有名テレビドラマに出たのも7歳。

では、なぜ7歳なのでしょうか。7歳は小学1~2年生にあたり、世間ではまだまだ幼いとみられる年齢です。しかし、これが大人に囲まれながら子役として活躍するのにピッタリの年齢なのだとか。

というのも、子役は大人顔負けの演技は称賛に値しますが、決して大人の演技を超えてはいけないことがポイントです。子役は、子どもらしさを残しているからこそかわいらしく、視聴者にはほほえましく映るのです。

これを踏まえて、7歳は子どもとしてのあどけなさを残しつつ、お仕事内容を理解できるようになる年齢で、業界が子役に求めるものにマッチするのだと思われます。女の子は早ければ7歳を過ぎるとこの性徴期を迎えます。見た目では性徴期がわかりにくい男の子でも11歳ごろから変声期を迎えます。そうなると、いくら身長が低くても幼い幼稚園児などの役はできなくなってしまいます。ゆえに、7歳の子役が注目されるのでしょう。

・「120cm」

子どもの身長における個人差は、案外あるものです。例えば、小学1年生のクラスならば、
一番小さい子と一番大きい子の差が30cmほどになることもあります。これを踏まえ120cmは大きめの幼稚園児や、小さめの小学3年生程度までの役ができる身長といえます。ただ、画面を通してみると子役の身長がそんなに色濃く映ることは少ないので、この120cmは見た目が大事なキッズモデルに当てはまるのだと思います。子供服という視点で見ると、服をバランスよく着られる身長、バリエーション豊かな服が売り出されているサイズが120cmだからです。

ちょうど7歳の子の平均的な身長は、120cmになります。身長や成長には個人差はありますが、様々なジャンルで活躍しやすくなる時期が7歳120cmと捉えることができ、子役としての「旬」を迎える子が多くなる時期といえます。そのため、子役としての需要が増えるのでしょう。

子役出身の芸能人

これまでの子役たちを振り返ると、名子役として一躍時の人となった小林綾子は欠かせません。著名テレビ小説で活躍した時、彼女は10歳。現在まで芸能活動を続け、今でも舞台やドラマで活躍しています。

もっと最近の代表格が安達祐実。現在も女優やタレントとして最前線で活躍しています。ワイドショーなどで取り上げられることもあるのは、今も注目されている証しといえるでしょう。

その他、今も芸能界に残り活躍している神木隆之介・えなりかずき・吉岡秀隆・杉田かおるも無視できませんね。広末涼子や長澤まさみ、井上真央などなど調べると子役出身の芸能人はたくさんいます。ジャンルを変えて活躍している人も少なくありません。

やはり、子役は芸能人として活躍するための近道なのでしょうか。

子役とその後

上記にあげた子役出身の芸能人、多いと思いますか?あの人も、この人も…と思いがちですが、その陰で消えていった子役たちは何と多いことでしょう。その中で、自分の意志で芸能界から引退した人はどれほどいるでしょうか。最近では、大橋のぞみが学業を理由に引退したのは有名ですが、多くの人は自然にお仕事が減り消えていったと思われます。それだけ、子役から次へのステップが難しいといえます。

「子役の旬は短い。」これも世間でよく言われていることの一つ。子役は子どものうちしかできないお仕事なので、成長してしまえば子役としては「終わり」と言わざるを得ないですからね。その中で、表に出て子役として注目を浴びられる「旬」はほんの一瞬といえます。

子役から大人の世界にステップアップするには、子役の「旬」で満足することなく、上を見続けることが大切です。消えていった子役の中には、代表作に恵まれたにもかかわらず…という人もいますので、「旬」での活躍はその後へと続くわけではなさそうです。

タレントとして「旬」を迎えるには

子役として「旬」を迎え、その勢いをその後につなげたいならいつまでも注目される存在でなければなりません。これは、浮き沈みの激しい芸能界でベテランでさえ難しいことです。また、子役から現在までステップアップを成功しているように見える芸能人も、子役時代に代表作に恵まれた人ほど、その後、それを超える作品に出会えずにいるように見えます。

でも、子役として「旬」を迎えたタレントが再び「旬」を迎えられないのかといったらそうではありません。坂上忍のように、再びタレントとして「旬」を迎えられる人もいます。

このように再び注目される存在になるには、意外性が一つのポイントになっているように見えます。かつて、あんなにかわいかった子役がすっかり変わって…という意外な姿が、タレントとしての「旬」につながります。子役時代の雰囲気そのままではなく、子役時代より確実にステップアップ、バージョンアップした姿が求められているのです。