子役を目指すならば、ぜひ習得しておきたいものはたくさんあります。
歌をはじめとする音楽の基礎知識や各種ダンスなどは、子役を抱えるタレント事務所が、所属タレントにレッスンとして受けさせたり、子役を目指している子がならいごととしてやっていたりするケースが多くあります。

もし、これらに加えて何かを学ぼうと考えるならば、「国語」をおすすめします。

国語は、子役のお仕事と非常に結びつきが強い教科です。
お仕事が入ってくると多くの場合、台本が配られます。
子どもに限ったことではありませんが、その台本の内容をどれだけ理解できるかは、演技に影響する重要事項です。

といっても、子役を目指している子の年の差は大きく、それ以上に学習能力の差が大きい年代です。
したがって、「国語」といっても一概に「これを学ぶべき」というものはなく、年齢に見合った学習をおすすめします。

まだ読み書きできない幼児ならば、言葉に興味を持つことから始めてみましょう。
幼児向けの教材もたくさんありますので、利用してみるのもよいでしょう。

ある程度読み書きができるようになったら、文章理解を深めます。
かかれている情景や登場人物の気持ちを考えてみましょう。
多様な本を読むことは心を豊かにするだけでなく、言葉や言い回しを学ぶことにつながります。

これができてくると、大人の言っていることがだいぶわかってくるようになるはずです。
子役を目指す子に限らず、時々大人の言っていることが理解できず、戸惑ったような表情を浮かべたり、きょとんとしている子を見かけたりすることがあります。
ごくたまに、オーディション会場でそのような場面に出くわすこともあります。
おそらく、そのような子には?み砕いてゆっくり説明すれば理解できると思われますが、お仕事の現場にはそのような余裕はありません。
そのため、子役には同年代の子より一歩進んだ言葉を理解する力が必要なのです。

小学生高学年ほどになれば、塾に通うのも一つの学習方法です。
しかし、ここまで読んだ方はお分かりかと思いますが、子役のお仕事で求められている国語の力は、難しい漢字を書けるとか、文法がわかるとか、部首がわかるとかいうものではありません。
大事なのは文章や言葉を理解する力ですので、テストでいい点を取ろうと勉強することより、たくさんの本を読み、たくさんの人と触れ合うことが何よりの勉強になることでしょう。
映画や舞台を見ることは数多くの言葉に触れる機会になり、同時に感受性も育ててくれます。

子役を目指す年代のお子様には、親が一緒になって本を読んだり、調べ物をしたりすることがとても有効です。
親が一緒にやることはやる気アップにつながり、学習効率も上がりますので、お忙しいとは思いますが、お子様が分からないことを聞いてきたりしたときは、ちょっとだけ家事の手を止めて、お手伝いしてあげることをおすすめします。