「子役」と一言でいっても、その年齢は特に定められていません。子供の役をする俳優ということになるので、その配役を演じられる年齢ならば、特に何歳であっても問題ないからです。

とはいえ、ある程度の目安はあります。10才の子供の役を演じるのに必ずしも10才である必要はありません。中学生であっても小柄で10才に見えるのであれば子役タレントとして十分通用します。しかしながら成長して子供に見えない時は誰にでも来るものであって、必ず子供を演じられない時、つまり卒業する時はやってきます。

ではそれは何歳ぐらいが多いのかというと、小学校6年生の節目で卒業するタイミングです。

小さいうちから俳優業をしていくには、義務教育の小学校、中学校の間は学校と俳優の二足の草鞋を履かなければなりません。将来的にずっと芸能界に残るつもりの子は良いですが、大人になったら別の職業に就こうと決めている子の場合は学業優先で進める必要があるため、勉学が忙しくなる中学生になるタイミングでこの世界から去るという子が多い現実があります。

では、子役の年齢で最も需要が高い、脂が乗るピークはいつなのでしょうか。
これは個人差があるものの、ピークは7~8才、小学校1~2年生と言われています。確かに昨今、第一線で活躍している子供タレントを見てみると、この年齢の時に最も活躍している子が多いように見受けられます。では、それはなぜなのでしょうか。

子役の多くは2~3才という早い時期から芸能活動をスタートさせています。中には赤ちゃんモデルとして生後1年未満で芸能界デビューしている子も珍しくはなく、乳幼児の頃から芸能事務所や養成所などでレッスンを受けています。プロのレッスンを受けながら芸能に体をなじませていく中で成長していき、乳幼児の時期には比較的時間が作りやすいため、集中してレッスンを受けられて技能が身につきやすく、7~8才になる頃にはしっかりとした技術ができるようになっている子が多いのです。

また、小学校1~2年生のうちは勉強もそれほど忙しくないため、時間が作りやすく、仕事を入れやすいという物理的な側面もあります。俳優としての技術が高まっている時期で、なおかつ時間も作りやすいということで7~8才頃に最も活躍する子役が多いのです。

また、このぐらいの年齢の子供がドラマやCMでも最も使われやすい年齢ということもあります。子供のタレントを起用するというのは子供のあどけなさ、可愛さを加えたいという場合が多いため、子供らしさが残りつつもバリエーションの高い使い方ができる7~8才の子供は高い需要にあります。

とはいえ、7~8才を過ぎてしまうと活躍の場がなくなるのかというとそうではありません。小学生の役どころの需要は少なくはありませんし、成長して子役を卒業して俳優の道から抜けたとしても、キッズモデルとして新しい道を開拓するという選択肢も昨今は増えていますので、その子の特性により様々な選択肢が存在します。